奈良大学 教員の新刊著書
2022-04-13
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『スマートフォンと〇〇の世界』(ナカニシヤ出版)奈良大学編

政治、経済、社会、そして人間関係……「スマホ」は人と世界のつながりをどう変えたのか?
スマホの影響は私達の目に見えないところにまで及んでいる。例えばスマホとSNSが普及し、アメリカ大統領選挙が根本的に変わった。通販サイトを通じて海外の小さな企業が商品を直接販売できるようになり流通の仕組みも変わった。政策や社会科学もスマホを通じて得られたデータに基づいて行われるようになってきている。自分でも気づかないまま人と人との関わり合いの仕方、物事をとらえる基本的な発想も変わった。そして「スマホ依存」という精神的病理まで生まれた。
依存・人間関係・意思決定・社会調査・企業間国際競争・民主主義という6つの切り口から、スマートフォンと共にある社会を考察していく。
・第1章 スマートフォンと依存の世界 正司哲朗 教授 (情報学)
・第2章 スマートフォンと人間関係の世界 中原洪二郎 教授 (社会心理学)
・第3章 スマートフォンと意思決定の世界 中坊勇太 講師 (マクロ経済学)
・第4章 スマートフォンと社会調査の世界 吉村治正 教授 (社会学)
・第5章 スマートフォンと企業間国際競争の世界 尾上正人教授 (産業社会学)
・第6章 スマートフォンと民主主義の世界 竹中浩 教授(政治学・西洋政治思想史)
【発行日】 2022年3月31日 【定価】本体 900円+税 【判型・ページ】A5判 ・84ページ
http://www.nakanishiya.co.jp/book/b604604.html


『地図で読み解く関西のことば』(昭和堂) 文学部国文学科 岸江信介 教授(共編)

地図を活用し、可視的・多角的観点で関西弁を読み解く
東京とは異なる歴史・社会・文化を育んできた「関西」に焦点をあて、方言研究のみならず、地域史研究や民俗学、地理学などを学ぼうとする高校生や大学1・2回生にも理解できるよう地図を活用して可視的かつ多角的観点から関西のことばを読み解いた。
本書は、『近畿言語地図』をもとに近畿地方における方言の地域差を示し、言語地図から見えてくる関西弁の姿を伝え、理解につなげる内容となっている。
【発行日】 2022年4月25日 【定価】本体 2,200円+税 【判型・ページ】 A5判 ・304ページ
http://www.showado-kyoto.jp/book/b599785.html